シロアリの話とか薬剤の話を立て続けにしましたのでちょっと話題を変えますね。
会社概要の欄にも載せていますが、当社は1953年に僕の祖父である、瀬倉建司が瀬倉白蟻工業所を開設して以来現在に至ります。
その名の通り、シロアリ駆除を生業としてスタートした会社で、時代の趨勢と共に求められることが増え、
シロアリ駆除→シロアリ駆除・予防(防除)→床下の湿気、腐れ、カビ対策...
のような形で仕事の領域が増えて行きました。
さて、私たちの仕事の本質は?と問われる機会があるならばそれは、
「住環境の安心・安全・快適さの提供」
と言うことになります。まぁいわゆる事業目的ってやつですね。
シロアリ駆除や予防などの施工は、お家やそこに暮らす方々の安全を担保し、安心して暮らして頂き、虫や湿気などを気にせず快適に暮らして頂ける環境整備のための手段と言うことになりますね。
日々建物の床下や天井裏などを主戦場としている私たちは、普段皆さんが目にすることがない所で仕事をしています。
そしてそんな場所にこそ、皆さんの暮らしを支える基礎や土台、電線類、水道配管、断熱材などの大事な部材が隠されているんですね。
はい、クラシオの由来のヒントがありましたね 笑
お家って大工さんが建てるイメージが強いかとは思いますが、我々も含めて実に沢山の業種が力を合わせて作っているんですが、ことメンテナンスということになると見えないところの点検を誰が行うのか??ということが問題になるのです。
設計士?工務店の担当者?大工?各業種の担当者?
先に書きましたが、我々は日々の業務で床下や天井裏に入るのです、はい。
なのでこの特性を活かして徐々にシロアリ防除業者からメンテナンスを任せられるシロアリ防除業者へと進化して行き、特にリーマンショック以降大きく信頼を獲得するに至ったのです。
なぜリーマンショック以降かと言うと、その時に多くのビルダーさんが倒産や廃業に追い込まれそこで建てたお施主さんがメンテナンス難民になっちゃったからです。
当社のシロアリ予防保証は継続されていて保証満了をお伝えするハガキを送ったところ多くの方から、
「シロアリ以外の点検や修理ってお願いできないの?これから先うちは誰に頼めばいいの?」
と不安の声が挙がり、最初は大工さんや電気屋さん、設備屋さんなどを直接ご紹介してたんですけどね、なんというかトラブルになっちゃうんですよ。
お施主さんの要望と職人の間でイメージの差が出てしまうというか…
そこで!
だったらウチがもっと建物に詳しくなってウチがお施主さんを守って行こう!と。
そうするとシロアリ以外の活躍の場が拡がって今や当社が行わないのはほぼお家を建てることだけですね。
皆さんは体の不調を感じた時、どこで誰に相談します?
いきなり大学病院とか国立病院みたいな大きな病院には行かないですよね?
そう、当社は皆さんが普段行く内科のような「お家のかかりつけ医的存在」を目指しているのです。
そこで瀬倉白蟻工業所のままだと何かと窮屈になってきたのでハウスドクターを目指して「クラシオ」という社名に変更するに至ったのです。
当社では創業以来のシロアリ駆除・予防はもちろんのこと、中古住宅の売買前建物調査、断熱リフォーム、遠赤外線ユカカラ暖房工事、雨漏り調査、補修、一般リフォーム・リノベーションなど凡そ既存戸建て木造住宅のに関わること殆どのことを展開しています。
正にお家の総合病院化ですね 笑